もりのおうち

心配性だけど時々楽天的。アメリカ在住の30代。

毎晩不眠

最近全く眠れない。

眠るのが下手だと自分で思っている。頭がうるさいし、眠れない日は過去の傷ついた瞬間や恥ずかしい思い出を鮮明に頭の中でリプレイしてしまう。どんどんネガティブにもなるし、体感的にはようやく4時〜5時頃に眠れそうになるけど、悪夢を見ている最中に、目覚まし時計に叩き起こされる。

1日中寝不足によるしんどさがあるのに、また夜は眠れないなんておかしい…。

 

転職活動はしんどかった。書類選考だけで落とされるたびに自尊感情がズタボロになる。でも落ちる理由はわかっている。業種に一貫性がない私の職務経歴書は全く魅力がないとおもう。自分なりには、なぜその仕事についたのか理由も背景もあるし、それぞれ精一杯頑張ったし楽しんできたけど、面接に行き着かない。

最初に採用いただけたところは奇跡だったようで、でもコロナで死にかけのタイミングで決断しなきゃいけなくて、悩んで断ってしまった。

後悔すべきかわからない。しちゃいそう。無い物ねだり。自分が嫌になる。

やりたい仕事につけないなら、もうアメリカに残るか、日本に移るか悩む意味がない…。行けないわけだから。

自分を褒めたり、健やかに愛したり、ハッピーでいられるようにするには、なにをしたらいいんだろう。

ナマケモノの三日坊主でもできる、自尊心アップの方法、学びたいです。

Lady Macbeth (2016)

Amazonプライムで久しぶりに映画を見ました。アマゾンプライムでも映画を見れることを忘れがち…。

 

あらすじ

19世紀後半の英国。裕福な商家に嫁いだ17歳のキャサリン。気難しい40歳の夫は彼女に興味がなく、体の関係を持たない。意地悪な舅からは外出を禁じられ、人里離れた屋敷で退屈な生活を送っていた。ある日、夫の留守中に若い使用人に誘惑され不倫関係となったキャサリン。抑え込まれていたものが解き放たれ、少女は欲望を満たすため、邪魔者を許さない純粋で残酷な怪物へと変貌していく。

 

フィクションとはいえ、たった200年前でも全然世の中の様子は違う。当時の女性は、1人の人間として生きる自由が全くなくて、選択肢もなくて、地獄すぎる…と映画の前半で震えました。結婚も、「買われる」、という感じ。

この映画で描かれる白人の地位ある女性も自由がないし、その家に仕える黒人女性はもっと無い。つらい。

現代もこの地球で男女は平等とは全く言えないけれど、ゆっくりとでも確実に世の中は良くなっていっていると信じたい。

あらすじを改めて読んでびっくりしたけど、夫は40歳の設定だったのか!55歳くらいかと思ってみていた…。嫌なやつだったな〜。

あと、「誘惑され」不倫関係になった、という説明も違うような…。

記憶に残る映画でした…。光や色、音がとても綺麗だった。

成長し続けなきゃいけない圧

まだ悩んでるんかい!って自分でも嫌になるけど、毎日、日本に移住して転職すべきか、このままここで今の仕事を続けるか悩んでいる。

夫は日本での新しい仕事で頑張りたい気持ちが高いけど、給料が下がるのが懸念点の一つで、また、私の気持ちも大事にしたいと言う。

私は元々、新しい職場に入ることにとてつもなく恐怖を感じて胃が痛くなって、入社日3週間前くらいからお腹を壊して不眠になるレベルのネガティブなので、本当は一つの場所でずっと居場所を作りたい!

今の家、職場に不満がないので、このまま変わらず生きていきたい気持ちがある。

でも、何故か、新しいことに挑戦するほうが正しいという圧がある…。その圧はたぶん勝手に自分が創り出した想像の社会圧なんだけど、成長を求めて変わり続ける欲がないと許されないようなプレッシャーがある。

でも本当に私は変わりたいのか?という疑問。

成長ってなに?

キャリア=人生、みたいなのが正解なのかな。

人生に+αで仕事じゃだめなのかな。

なんて言ったら、駐在で家族で来た、頑張り屋のお友達に鼻で笑われたので、もう口にはできない…といいつつ、ここに書いちゃう。

挑戦してみ、と背中を押されたいのか、自分らしくていいよ、と留めてほしいのか、自分でもわからない…。

決めるのが苦手

自分の良いところ、良くないと思うところ、いろいろあるけれど、良くないと思うところの中に、決断が辛い、というものがある。

レストランで料理を決めるのも周りには秘密にしてるけど本当は苦手。人がいるから急いで何食わぬ顔で決めている。ほんとは焦っているし、心のなかでほんとにそれで良かったのかな…と不安な気持ちになる。

なので、どのレストランに行くかわかってるときは、行く前の日までにメニューを調べて決めておくことが多い。

おすすめはこれ!と掲げるレストランは本当にありがたい!

転職で決断するのも苦手。決めたら100%コミットしなきゃと思うと、よく知らない人と結婚するみたいな重ーい気持ちになる…。

プレゼントを探して買うのも悩んで時間がかかる。失敗した気持ちになることが多い。

住む国さえ決められない。

選択肢が少ないほど心が楽になるけど、そんなの良くないと思う…。

決めると必ず責任が生まれる。

仕事だと割り切れる。プライベートで選択することは、期限がないことも多いからずっと悩んでしまうし、仕事以上に自己責任感がある…。

あーあ。

若かりし頃、初めて会話を少し交わしただけのクラスメイトに一目惚れみたいな体験をした。

胸がドキドキして、すべてが素敵に見えてクラクラした。

付き合ってみると、とんだナルシストで、全くいい人じゃないし、約束は守らないし、見た目にもフィルターがかかっていたことに気がついた。

仕事の面接で少し話した、素敵そうだなぁと思った女性のマネージャーは、実際はすごく変わった人だったこともある。

なので、私は自分の感覚を信用できない!!

それも決められない要因だと思う。

私が決めたことの反対が正しいんじゃないかとか思ってしまう。

そんな私が、世界で一番大好きな人と出会って、しかも夫婦になったのは奇跡的で、幸せなことだ。本当に。

 

決めることを練習していきたい。

そして自分の選択に自信をつけていきたい。

今年の目標!

 

 

 

食欲人(2023)

いつもは基本小説しか読まないのですが、偶然目に入って読んでみた本。(ちょっと本のデザイン的に一瞬怪しい本に見えた)人の食欲や健康、食品メーカーについての30年という長年の研究結果を、著者がわかりやすくまとめています。かなり読みやすいので、この著者の講義もきっと分かりやすいんだろうなと思いました。難しいことを誰にでもわかるように伝えられる人って素晴らしい…。

 

簡単なあらすじ

なぜ人間だけが食べすぎるのか―― シドニー大学の世界的栄養学者2名が 「人類の食欲の謎」に迫る。 旅は、「バッタ」から始まる――。

 

不思議に思っていたこと。アメリカに来てから、食欲が落ち着いているー。年齢が上がるにつれて落ち着いたのかな〜、と思っていたけれど、この本を読んで、もしかしたら超加工食品の摂取が減ったからかも?!と思った。

アメリカに来るまで、恥ずかしいけど、日本の食文化はどちらかというと健康的で、アメリカのは不健康なものも多そう…というステレオタイプが私にはあった…。

実際は、ベジタリアンやビーガン、宗教上の特定のお肉が食べられない人、いろんな人に向けて選択肢がいっぱいだった。不健康なものもとことん食べることができるけど、健康的な選択肢も多い。

安くてうまい!で日本にかなうものはないけれど…。

日本にいるときは仕事で疲れて、仕事帰りにコンビニに寄るのが好きだった。ストレス発散になっていたと思う。(コンビニはエンタメだと思っている。大好き!)

コンビニでひっきりなしに入れ替わる新商品を買っては、疲れを甘いもので癒やしていた。誤魔化していただけなのか、回復させていたのかはいまだに不明。

会社に行く前にはオフィス一階にあるカフェで必ずラテを買っていた。それを飲まないと眠気が取れないような気がしていた。

今はその時と比べると、あの変な渇望は無い。アメリカの方が良い!とかいう話ではなくて、私のアメリカの食文化への思い込みは正しくなかったな、と思う。

もちろん、アメリカで提供される一食分の量は日本と比べると多い。ただ、どこでも持ち帰る文化もあるので、半分残して家で食べたりする。

そういえば、コンビニ文化も違うけど、スターバックスも、日本は期間限定メニューがたくさん出てエンタメ感があるけど、こちらにはあんまり無い気がする…。

不思議な違い。

明太子パスタ

明太子パスタが食べたくて、

バターと明太子、にんにくを炒めたオリーブオイルを混ぜたソースで作って食べた。

家で作れば安いね!と言いたいけれど、この辺りで明太子を購入すると、2本入りで8ドルくらい。なかなかの高級食品。

でも美味しかった!

美味しいものを食べると幸せ…。

毎日好きなものを食べて暮らしていきたい。

キュービクルの中で働く

日本のアニメで、会社の様子を観た同僚が、日本は席にパーテーションが無いの、ちょっとびっくり。と言っていた。

現在のオフィスでは、一人ひとりがキュービクルを与えられていて、がっつり壁に囲まれていている。座っていれば周囲が全く見えず、立ち上がってようやく顔が覗くくらいの高さ。

なんとなく学んだのは、

  • 突然他の人の空間を覗かない
  • まずはチャットで声掛ける(質問しに行っていい?とかまず行く前に聞く)
  • オフィス内はお静かに

という暗黙の了解があるように思う。

1人、エクスパットの日本人のおじさん社員だけが、私よりも断然長く居るのに守っていない。

いつも、突風のように速歩で歩きながら、突然大きな声でいろんな人の名前を呼び、突然キュービクルの中に入る。しかも、話し方がいつも急いでるので、なにか質問されると焦る。1秒でも惜しそうにしている。

あと笑い声がとても大きい。

顔は似てないが、少しだけ父に似ていると感じる時がある。

育った文化的なものもあるのか、ただの個性なのかが興味深い。